麦茶にはどんな効果が?大麦由来のミネラルと、水分補給としての役割|香ばしい一杯にこめられた魅力

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暑い季節に麦茶を選ぶ方は多いものの、「実際にどんな効果があるのだろう」と気になったことはありませんか。なんとなく体によさそうというイメージだけで飲んでいる方も少なくないはずです。

この記事では、麦茶がどんな飲み物なのか、期待されている働き、飲み方の目安、続けやすい取り入れ方まで順番に整理します。

難しく考えず、いつもの水分補給の選択肢のひとつとして、気軽に読み進めてみてください。

麦茶の特徴

麦茶は、大麦(おおむぎ)を焙煎(ばいせん)して作られるお茶で、カフェインを含まないのが大きな特徴です。まずは麦茶がどんな飲み物なのか、基本から確認していきましょう。

麦茶のグラス|ノンカフェイン茶のイメージ

大麦を焙煎したノンカフェイン茶

麦茶は茶葉ではなく、大麦の種子を焙煎して煮出したり水出ししたりして作る飲み物です。緑茶や紅茶とは原料がまったく異なり、カフェインを含まないノンカフェイン飲料に分類されます。カフェインの摂取を控えたい妊娠中の方や、就寝前に飲み物をとりたい方、カフェインに敏感な子どもでも取り入れやすい点は、麦茶ならではの特徴といえるでしょう。

こちらは、健康茶とは?種類とカフェイン有無で確認いただけます。

ミネラルや香ばしさのもと

大麦にはカリウムやリンなどのミネラルが含まれており、焙煎によって独特の香ばしい香りが生まれます。この香りのもとになる成分は現在も研究が進められている分野で、香ばしさと合わせて麦茶らしい味わいを支えています。麦茶は機能性表示食品や特定保健用食品(トクホ)には該当せず、あくまで日常の飲み物という位置づけです。

麦茶に期待されている働き

麦茶そのものに薬のような効果があるわけではなく、水分・ミネラル補給の飲み物として位置づけるのが実情です。よく耳にする俗説についても、事実と切り分けて確認していきましょう。

大麦と麦茶|ミネラルのイメージ

水分・ミネラル補給の飲み物として

麦茶はノンカフェインで比較的飲みやすく、汗をかきやすい時期の水分補給に取り入れやすい飲み物です。厚生労働省でも、暑い時期の熱中症対策としてこまめな水分補給が呼びかけられており、麦茶はその選択肢のひとつになります。カリウムなどのミネラルも含まれるため、水だけでは物足りないと感じる方の候補にもなるでしょう。麦茶以外の健康茶にも関心がある方は、食物繊維に着目したごぼうの効果もあわせて参考にしてみてください。

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「血液サラサラ」と言い切れない理由

麦茶には「血液サラサラ効果がある」というイメージが広まっていますが、これはあくまで俗説の域を出ておらず、人での効果が確立された表現ではありません。麦茶は機能性表示食品でもトクホでもないため、特定の健康効果を国や事業者が認めているわけではない点は知っておきたいポイントです。含まれる成分と体への働きの関係は研究段階にあるものも多く、飲めば必ず何かが変わると期待しすぎないほうが現実的といえます。

飲み方と量の目安

麦茶に「1日〇杯までが正解」という明確な基準があるわけではなく、水分補給全体の目安の中で考えるのが基本です。日常的な飲み方と、煮出し・水出しの違いを見ていきます。

麦茶ポットと水出し|作り方のイメージ

水分補給として日常的に

厚生労働省の資料では、一般的な成人で1日あたり合計1.2リットル程度の水分摂取が目安とされており、食事以外でこまめにコップ数杯を意識するとよいとされています。麦茶はその一部として、食事の合間や外出時などに無理なく取り入れやすい飲み物です。糖分を含まないため、ジュースや清涼飲料の代わりとして選ぶ方も多いようです。

煮出し・水出しの違い

麦茶の作り方には、大きく煮出しと水出しの2種類があります。煮出しは麦茶パックを沸騰したお湯で数分煮出す方法で、香ばしさがしっかり出やすいのが特徴です。水出しは水にパックを入れて冷蔵庫で数時間置くだけの手軽な方法で、あっさりとした味わいになりやすい傾向があります。どちらが優れているというより、その日の気分や時間に合わせて使い分けるとよいでしょう。

おすすめの取り入れ方

麦茶は普段の食事や運動のタイミングに合わせて取り入れると、無理なく水分補給の習慣にしやすい飲み物です。具体的な場面と、続けやすいアレンジを紹介します。

夏の麦茶|食事や運動時のイメージ

食事や運動時に

食事のときの飲み物として麦茶を選ぶと、糖分やカフェインを気にせずゆっくり味わえます。運動の前後や汗をかいた後の水分補給にも取り入れやすく、ノンカフェインなので就寝前に飲んでも眠りを妨げにくいと感じる方もいます。子どもから大人まで家族で同じものを飲めるのも、取り入れやすさのひとつです。

続けやすいアレンジ

夏は氷をたっぷり入れて冷たいまま、冬は温かいまま飲むなど、季節に合わせて楽しみ方を変えられます。レモンを軽く搾って香りを変えたり、炭酸水で割ってすっきりとした飲み口にしたりするアレンジも人気です。あらかじめまとめて作り置きし、冷蔵庫にストックしておくと、忙しい日でも自然と手が伸びやすくなります。

飲む前に知っておきたい注意点

麦茶は基本的に日常使いしやすい飲み物ですが、作り置きの衛生面や体質によっては配慮が必要な場合があります。始める前に押さえておきましょう。

麦茶の水筒とボトル|衛生・保存のイメージ

作り置きの衛生・保存に注意

麦茶は糖分やたんぱく質を含まないため傷みにくいと思われがちですが、常温で長時間放置すると雑菌が繁殖しやすくなります。作った麦茶は清潔な容器に入れて冷蔵庫で保存し、当日から翌日程度を目安に飲みきるようにしましょう。ポットや水筒は使用のたびによく洗い、においや味の変化を感じたら口にしないことも大切です。

カリウム制限がある方は医師に相談を

麦茶にはカリウムが含まれるため、腎臓の機能に不安があり水分やカリウムの摂取量に制限がある方は、量について医師や管理栄養士に相談してから取り入れると安心です。持病で薬を服用している方や、体調に不安がある方も、麦茶を含めた飲み物の量を自己判断だけで大きく変えず、気になる症状が続く場合は医療機関に相談することをおすすめします。

まとめ

  • 麦茶は大麦を焙煎して作るノンカフェインのお茶で、機能性表示食品やトクホには該当しません
  • 「血液サラサラ」などの効果は俗説の域を出ず、水分・ミネラル補給の飲み物として捉えるのが現実的です
  • 1日の水分摂取目安の一部として、食事の合間などにこまめに取り入れましょう
  • 作り置きは冷蔵保存し、当日から翌日程度で飲みきるのが衛生面での目安です
  • 持病がある方は量について医師や管理栄養士に相談すると安心です

まずは今日の食事の一杯を、麦茶に置き換えるところから気軽に始めてみてはいかがでしょうか。

参考文献

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