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「健康に良いとは聞くけれど、健康茶って種類が多すぎてどれを選べばいいのかわからない」と感じたことはありませんか。麦茶、ルイボスティー、ごぼう茶、黒豆茶……スーパーやドラッグストアに並ぶ商品の多さに、選ぶ前に迷ってしまうのは当然のことです。
この記事では、健康茶の基本的な定義から代表的な種類の特徴、カフェインの有無の整理、そして自分に合った選び方まで、順を追ってわかりやすく解説します。毎日の飲み物を少し変えるだけでも、体の内側から体調管理に取り組むきっかけになります。ぜひ自分に合う一杯を見つける参考にしてみてください。
健康茶とは何か
健康茶とは、チャノキ(Camellia sinensis)の葉以外の植物や穀物などを原材料として作られたお茶の総称です。「緑茶」「紅茶」「ウーロン茶」などはすべてチャノキ由来ですが、健康茶はそれ以外の植物を使っているため「茶外茶(ちゃがいちゃ)」とも呼ばれます。名前に「茶」が付いていても、成分や特徴は大きく異なります。

茶葉以外の植物を使った「茶外茶」のこと
健康茶のほとんどは、麦・豆・根・葉・果実などを乾燥・焙煎して作ります。チャノキ由来の茶葉を使わないため、多くの健康茶はカフェインをほとんど含まないか、まったく含まないという特徴があります。この点が一般的なお茶との大きな違いです。
ただし「健康茶」という呼び方は法律上の定義があるわけではなく、健康志向のお茶全般を指す慣用的な表現として広く使われています。
一般的なお茶との違いはどこにあるか
チャノキ由来の緑茶・紅茶などはカフェインとカテキンを含み、飲み過ぎるとカフェインの影響が出る場合があります。一方、健康茶は原材料の植物によって含まれる成分が異なり、カフェインフリーのものも多いため、時間帯や体調を選ばずに飲みやすいという特徴があります。
また、それぞれの原材料が持つ栄養素(食物繊維・ポリフェノール・ミネラルなど)を無理なく日常の水分補給に組み込めるという点で、多くの人に親しまれています。
代表的な健康茶の種類と特徴
健康茶には数十種類以上の選択肢があります。まず代表的な7種類の特徴を整理しましょう。チャノキ由来の茶葉は含みません。
| 種類 | 主な原材料 | カフェイン | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 麦茶 | 大麦(焙煎) | ノンカフェイン | 香ばしく飲みやすい。ミネラル補給に親しまれる |
| ルイボスティー | ルイボス(南アフリカ産) | ノンカフェイン | ミネラルを含む。渋みが少なく飲みやすい |
| ごぼう茶 | ごぼう(乾燥・焙煎) | ノンカフェイン | 食物繊維が豊富。腸の調子を整えることに親しまれる |
| 黒豆茶 | 黒大豆(焙煎) | ノンカフェイン | ポリフェノール(アントシアニン)を含む |
| 杜仲茶 | 杜仲の葉 | ノンカフェイン | 中国の伝統的な葉茶。苦みが少なくすっきりした味 |
| どくだみ茶 | どくだみ | ノンカフェイン | 日本の野草。独特の香りが特徴 |
| ハトムギ茶 | ハトムギ(焙煎) | ノンカフェイン | 美容目的で知られる穀物茶。まろやかな味わい |

麦茶:夏の定番ノンカフェイン茶
麦茶は大麦を焙煎して作るお茶で、ノンカフェインの健康茶の中でも日本でもっとも広く親しまれているものです。焙煎による香ばしい風味と、すっきりした飲みやすさが特徴で、子どもから高齢者まで飲める定番の飲み物として知られています。ミネラルの補給にも活用しやすいため、水分補給の選択肢として年間を通じて取り入れやすいお茶です。
ルイボスティー:ミネラルを含む南アフリカ産のお茶
ルイボスティーは南アフリカ共和国のセダルバーグ山脈に生育するルイボスという植物から作られるお茶です。ノンカフェインで、カルシウム・マグネシウム・カリウムなどのミネラルを含む点が特徴として知られています。渋みが少なくほんのりとした甘みがあるため、カフェイン系のお茶から切り替えやすいお茶のひとつです。ホットでも冷やしても飲みやすく、就寝前のリラックスタイムの飲み物としても活用されています。
ごぼう茶:食物繊維が豊富な根菜茶
ごぼう茶はごぼうを薄切りにして乾燥・焙煎したお茶です。ごぼうには食物繊維が豊富に含まれており、腸の調子を整えることに親しまれています。香ばしい風味があり、ごぼう独特の土っぽさは焙煎によって和らげられているため、飲みやすいと感じる人が多いお茶です。腸活に関心がある方が日常的な飲み物として取り入れることが増えています。
食物繊維を含む飲み物として日常に取り入れやすい点では、腸内環境を整えたいと考えている方の選択肢のひとつになっています。もし毎日の食事だけでは食物繊維や菌の種類が偏りがちと感じる場合は、飲み物だけでなく腸内環境全体をサポートする取り組みも合わせて考えてみましょう。乳酸菌・ビフィズス菌・酪酸菌など多種類の菌を含む「THE MENEKI」は、腸内の多様性を意識した設計で作られています。
黒豆茶:ポリフェノールを含む豆茶
黒豆茶は黒大豆を焙煎して作るお茶です。黒大豆の皮の色素であるアントシアニン(ポリフェノールの一種)を含む点が特徴として知られています。香ばしい風味でクセが少なく、ノンカフェインのため妊娠中や授乳中の方にも飲みやすい選択肢として親しまれています。食物繊維も含み、腸活目的で取り入れる人も増えています。
杜仲茶:中国伝統の葉茶
杜仲茶は中国原産の杜仲(トチュウ)という木の葉を乾燥・焙煎して作るお茶です。中国では古くから親しまれてきた伝統的な飲み物で、ノンカフェインというのも特徴のひとつです。すっきりした飲み口で苦みが少なく、毎日続けやすいお茶として知られています。
どくだみ茶:日本に古くから親しまれる野草茶
どくだみ茶は日本の山野に自生するどくだみを乾燥させて作るお茶です。独特の青臭い香りが特徴で、その香りの強さから好みが分かれるお茶でもあります。煮出すことで香りが和らぎ飲みやすくなるとされており、日本では古くから家庭に親しまれてきた野草茶のひとつです。ノンカフェインです。
ハトムギ茶:美容目的で知られる穀物茶
ハトムギ茶はイネ科の植物であるハトムギを焙煎して作るお茶です。ノンカフェインで、まろやかで飲みやすい風味が特徴です。ビタミンやミネラルを含むことから、美容目的で取り入れる人に知られているお茶です。麦茶と似た香ばしさがあるため、麦茶が好きな方にも親しみやすいお茶のひとつです。
健康茶のカフェイン有無を整理する
カフェインへの関心は、年齢・妊娠・睡眠改善などさまざまな場面で高まります。健康茶を選ぶ際にカフェインの有無を把握しておくことは、体調や生活リズムに合わせて飲み物を選ぶうえで役立ちます。

ノンカフェインの健康茶はどれか
前の章で紹介した麦茶・ルイボスティー・ごぼう茶・黒豆茶・杜仲茶・どくだみ茶・ハトムギ茶は、いずれもノンカフェインです。チャノキ由来ではない植物や穀物を使っているため、製造段階でカフェインを除去する必要がありません。これらを「ノンカフェインお茶」と呼ぶことがあります。
一方、「カフェインレス」や「デカフェ」と表示されているお茶は、元々カフェインを含む茶葉からカフェインを後から除去したものを指します。ノンカフェインとは製法が異なる点に注意が必要です。
カフェインを含む茶との比較
緑茶・紅茶・ウーロン茶・ほうじ茶などはチャノキ由来のため、多かれ少なかれカフェインを含みます。農林水産省の資料によると、煎茶(浸出液100ml)にはカフェインが約20mg含まれており、飲む量や頻度によっては注意が必要です。
厚生労働省は、カフェインを過剰に摂取すると中枢神経系の刺激によりめまい・心拍数の増加・不眠などの影響が出ることがある旨を案内しています。特に妊娠中・授乳中の方や子どもは、ノンカフェインのお茶を選ぶことで安心して水分補給できる飲み物の選択肢が広がります。
自分に合う健康茶の選び方
健康茶を選ぶときに大切なのは、「なんとなく体に良さそう」ではなく、自分の目的や生活リズムに合わせて選ぶことです。以下の3つの視点を参考にしてみてください。

目的から選ぶ:腸活・リラックス・水分補給
- 腸活・食物繊維補給を意識したい方: ごぼう茶・黒豆茶は食物繊維を含み、腸の調子を整えることに親しまれているお茶です。
- リラックスタイムや就寝前: ルイボスティーやハトムギ茶はノンカフェインで飲みやすく、リラックスタイムの飲み物として取り入れやすいお茶です。
- 日常の水分補給: 麦茶はクセが少なく飲みやすいため、食事中や日常の水分補給に活用しやすいお茶です。
ノンカフェインかどうかを確認する
妊娠中・授乳中の方や夜間に飲む場合は、ノンカフェインかどうかを商品パッケージで確認するようにしましょう。「ノンカフェイン」「カフェインゼロ」と明記されているものを選ぶと安心です。前章で紹介したお茶(麦茶・ルイボスティー・ごぼう茶・黒豆茶など)はいずれもノンカフェインに分類されます。
味・飲みやすさで続けやすいものを選ぶ
どんなに体に親しまれているお茶でも、味が自分に合わなければ続けることが難しくなります。まずは少量や試飲セットで試してみて、自分が毎日飲み続けられる味かどうかを確かめることが、長く取り入れるコツです。香ばしい風味が好きなら麦茶やごぼう茶・黒豆茶、すっきりした飲み口が好きならルイボスティーや杜仲茶などが親しみやすいでしょう。
健康茶を日常に取り入れるときの注意点
健康茶は毎日の生活に取り入れやすい飲み物ですが、いくつかの点に注意しておくと安心して続けられます。

飲み過ぎず適量を守る
どのお茶でも、大量に飲めばよいというわけではありません。一部の健康茶(センナを含む製品など)は過剰摂取で体への影響が出る場合があることが知られています。厚生労働省も、特定の成分を多量に摂取しても疾病が治癒したり健康が増進するものではないという考え方を示しています。1日の摂取量の目安はパッケージ表示を参考にし、適量を守ることが大切です。
薬を服用中は医師・薬剤師に相談する
持病があって薬を服用している方は、健康茶を日常的に飲み始める前に医師や薬剤師に相談することをおすすめします。一部の健康茶の成分が薬の効果に影響を与える場合があることが報告されています。「自然のお茶だから安心」とは限りませんので、気になる場合は専門家に確認しましょう。
腸にいい食べ物や飲み物を日常にどう組み合わせるか、もっと詳しく知りたい方は、腸内環境をテーマに整理した記事もあわせてご覧ください。
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まとめ
健康茶とは、チャノキの葉を使わない「茶外茶」の総称です。麦茶・ルイボスティー・ごぼう茶・黒豆茶・杜仲茶・どくだみ茶・ハトムギ茶など、ノンカフェインの種類が多く、妊娠中や就寝前でも取り入れやすい点が特徴です。
選ぶ際は、目的(腸活・リラックス・水分補給)・カフェインの有無・自分にとっての飲みやすさを基準にすると、日常に無理なく取り入れやすくなります。飲み過ぎず適量を守り、薬を服用中の方は事前に専門家に相談することも大切です。まずは一種類を試してみるところから、自分に合う健康茶を見つけてみてください。

