ルイボスティーにはどんな効果が?ポリフェノールとの上手なつきあい方

腸活・腸内環境

「夜にお茶を飲みたいけれど、カフェインで眠れなくなるのは避けたい」そんな理由からルイボスティーに興味を持った方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ルイボスティーがどんなお茶なのか、期待されている働きの実際のところ、飲み方の目安や取り入れ方、そして飲む前に知っておきたい注意点までをまとめて確認していきます。

「体にいい」という漠然としたイメージだけで終わらせず、事実として何がわかっていて何がまだ研究段階なのか、一緒に整理していきましょう。

ルイボスティーの特徴(まず全体像)

ルイボスティーの特徴は、南アフリカ原産の植物を原料にしたノンカフェインのお茶であり、ポリフェノールやミネラルを含んでいることです。まずはどんなお茶なのか、基本を押さえておきましょう。

ルイボスティーのカップ|赤いお茶のイメージ

南アフリカ原産のノンカフェイン茶

ルイボスティーは、南アフリカの限られた地域でのみ栽培されるマメ科の植物「ルイボス(アフリカーンス語で”赤い茂み”の意味)」の葉を発酵させて作るお茶です。緑茶やコーヒーの原料になる茶葉とは異なる植物のため、もともとカフェインを含んでいません。就寝前や、カフェインを控えたいと考えている方に選ばれることが多い飲み物です。ただし妊娠中の方がカフェインを避ける目的でルイボスティーを選ぶ場合も、念のため事前にかかりつけ医に相談しておくと安心です。

詳しくは、健康茶とは?種類とカフェイン有無の記事もあわせて参考になります。

ポリフェノールやミネラルを含む

ルイボスティーには、ポリフェノール(植物に含まれる色素や苦味成分の総称)の一種であるアスパラチン(ルイボスに特有の成分)などが含まれているといわれています。あわせて、カリウムやマグネシウムといったミネラルも含む飲み物です。とはいえ、これらの成分量はお茶の製法や抽出時間によって差があり、含まれているからといって特定の効果が保証されるわけではありません。あくまで「そうした成分を含むお茶」として、日々の水分補給の選択肢のひとつに加えるくらいの気持ちで向き合うのがおすすめです。

ルイボスティーに期待されている働き

ルイボスティーに期待されている働きの中心は、ポリフェノールに関する研究です。ただし、まだ研究段階のものが多く、断定的にいえることは限られています。

ルイボスの茶葉|研究段階の成分のイメージ

注目はポリフェノール(研究段階)

ルイボスティーに含まれるアスパラチンなどのポリフェノールは、抗酸化(体内の酸化を抑えるはたらき)などのテーマで研究が進められている成分です。ごぼうに含まれるポリフェノールも同様に、植物由来の色素・苦味成分として研究対象になっている成分のひとつで、健康茶や野菜に幅広く含まれる身近な成分といえます。ただし、ルイボスティーは機能性表示食品にもトクホにも該当しておらず、「飲めばこの効果がある」と国から認められた表示があるわけではありません。研究段階の成分であることを踏まえたうえで、過度な期待をせずに楽しむお茶として位置づけるのが適切です。

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「アンチエイジング」「妊活」と言い切れない理由

インターネット上では、ルイボスティーが「アンチエイジングにいい」「妊活や不妊に効く」といった形で紹介されていることがあります。しかし、これらは十分な根拠に基づいた情報とはいえず、俗説の域を出ないものです。ポリフェノールの研究は進められている段階であり、抗酸化に関するテーマが扱われることはあっても、加齢に伴う変化そのものを防ぐ、あるいは妊娠に直接関わるといったことまでは確認されていません。体調や体質に関する具体的な悩みがある場合は、お茶に頼るのではなく医療機関や専門家に相談することをおすすめします。

飲み方と量の目安

ルイボスティーは1日2〜3杯程度を目安に、煮出してしっかり抽出して飲むのがおすすめです。無理のない量から取り入れる考え方を確認しましょう。

ルイボスティーを注ぐ|煮出しのイメージ

1日2〜3杯を目安に

ルイボスティーには摂取量の明確な基準が定められているわけではありませんが、水分補給の一環として楽しむ場合は1日2〜3杯程度を目安にする方が多いようです。他の飲み物や食事からの水分摂取量とのバランスも考えながら、ルイボスティーだけで水分をとろうとせず、日々の食生活全体の中に無理なく組み込んでいくとよいでしょう。

煮出しでしっかり抽出

ルイボスティーは、茶葉を水またはお湯に入れて5〜10分ほど煮出すことで、色や風味がしっかりと出やすくなるお茶です。ティーバッグの場合は、熱湯を注いで3〜5分ほど蒸らすと飲みやすい濃さになります。煮出す時間が短いと色や風味が薄く感じられることがあるため、好みの濃さになるまで少し長めに抽出してみるのもひとつの方法です。

おすすめの取り入れ方

ルイボスティーはホット・アイス・ミルクなど、季節や気分に合わせてさまざまな飲み方ができます。続けやすいアレンジも見ていきましょう。

ルイボスミルクティー|アレンジのイメージ

ホット・アイス・ミルクで

ルイボスティーは温めても冷やしてもおいしく飲めるお茶です。寒い季節はホットで体を内側から温める飲み方が好まれ、暑い季節は煮出したものを冷やしてアイスで楽しむ方も多いです。牛乳や豆乳で割ってルイボスミルクティーにすると、まろやかな口当たりになり、カフェインを含む紅茶ラテの代わりとして選ぶ方もいます。

続けやすいアレンジ

毎日飲むものだからこそ、飽きずに続けられる工夫も大切です。はちみつやレモンを加えて風味を変えたり、シナモンやしょうがを少量プラスして体を温める飲み方にしたりと、アレンジの幅は広がります。まとめて煮出して冷蔵庫で保存しておけば、忙しい日でも手軽に取り入れられます。無理に毎日欠かさず飲もうとせず、続けられる範囲でルーティンに組み込んでいくのがおすすめです。

飲む前に知っておきたい注意点

ルイボスティーは比較的体にやさしいお茶とされていますが、飲みすぎには注意が必要です。体質や体調によって配慮すべき点も確認しておきましょう。

ルイボスティーのグラス|量を意識するイメージ

飲みすぎ・体質に注意

ルイボスティーはカフェインを含まないお茶ですが、どんな飲み物でも一度に大量にとればお腹がゆるくなったり、体に負担がかかったりすることがあります。「体にいいから」と一度にたくさん飲むのではなく、1日の目安量を守りながら、他の水分摂取とのバランスをとることが大切です。まれに体質によって口の中のかゆみや発疹といった変化が報告されることもあるため、飲んだ後に気になる症状があれば、無理に飲み続けず医療機関に相談してください。

妊娠中や持病がある方の配慮

ルイボスティーはノンカフェインのため、妊娠中や授乳中にカフェインを控えたい方に選ばれることがあります。ただし、体質や体調は人によって異なるため、念のため事前にかかりつけ医や助産師に相談しておくと安心です。腎臓の機能に不安がある方や、持病があり水分摂取量に制限を受けている方も、飲む量やタイミングについて事前に医師に確認しておくことをおすすめします。

まとめ

  • ルイボスティーは南アフリカ原産のマメ科植物を発酵させて作るノンカフェインのお茶
  • ポリフェノールの一種であるアスパラチンなどを含み、抗酸化などのテーマで研究が進められている段階
  • 機能性表示食品やトクホには該当せず、「アンチエイジング」「妊活」といった効果は言い切れない
  • 飲む目安は1日2〜3杯程度、煮出しでしっかり抽出するのがポイント
  • 妊娠中や持病がある方は、飲む前にかかりつけ医へ相談しておくと安心

「体にいいから」と根拠なく多く飲むのではなく、いつもの一杯をルイボスティーに置き換えるところから、気軽に試してみてはいかがでしょうか。

参考文献

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