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「市販の飲むヨーグルトって高いし、砂糖も多い。自分で作れないかな」と感じたことはありませんか。実は飲むヨーグルトは、牛乳と市販ヨーグルト(または専用の種菌)だけで自宅でも作れます。ヨーグルトメーカーがあればさらに手軽ですが、なくても混ぜるだけで仕上げる方法もあります。
この記事では、飲むヨーグルトが自宅で作れる理由からはじまり、材料の選び方、ヨーグルトメーカーを使う手順とメーカーなしの簡単レシピ、とろみ・甘さの調整方法、保存と衛生管理の注意点まで、一記事で分かるようにまとめました。手作りならではのコスパと無添加の安心感を、ぜひ試してみてください。
飲むヨーグルトは自宅で作れる
固形ヨーグルトを撹拌することで、市販品と同じように液状の飲むヨーグルトを手作りできます。材料は牛乳と種菌だけで、ヨーグルトメーカーがあればさらに手軽です。メーカーなしでも混ぜるだけで作れる簡単な方法もあります。

市販品と手作りの違い
市販の飲むヨーグルトは、工場で固形ヨーグルトを発酵させた後に撹拌(かくはん)して液状にしたものです。一方、手作りには大きく2種類のアプローチがあります。一つは、固形ヨーグルトに牛乳を足して混ぜるだけの「即席タイプ」。もう一つは、牛乳に種菌を入れてヨーグルトメーカーで低温発酵させる「本格タイプ」です。即席タイプは数分で完成しますが、本格タイプは8時間ほど発酵させるぶん、とろみと風味がより安定します。
手作りのメリット(コスパ・無添加・甘さ調整)
手作りの一番の魅力はコストです。牛乳1リットルと種菌(市販ヨーグルト80〜100g程度)を用意すれば、市販の飲むヨーグルト1〜2本分のコストで1リットル近く作れます。毎日飲む習慣がある方には大きな節約になります。また、砂糖や添加物を入れずに作れるため、糖質が気になる方にも向いています。甘さは後から自分好みに調整できるのも手作りならではのポイントです。
飲むヨーグルトが液状になる理由
飲むヨーグルトが液状になるのは、発酵温度を低く設定するか、完成した固形ヨーグルトを撹拌することで、牛乳のタンパク質の網目構造が崩れるためです。一般的なヨーグルトは40〜45℃前後で発酵させると固まりますが、30℃前後の低温で発酵させると同じ乳酸菌でも固まりにくく、とろとろとした液状に仕上がります。固形ヨーグルトに牛乳を混ぜる方法では、混ぜることで同様に液状になります。
用意するもの:牛乳と種菌の選び方
成分無調整牛乳と、乳酸菌が生きている市販ヨーグルト(または専用粉末種菌)を用意します。牛乳は成分無調整が基本で、低脂肪タイプは固まりにくいことがあります。種菌は飲むヨーグルト(市販品ドリンクタイプ)を使うと、より液状に仕上がりやすくなります。

牛乳は成分無調整を選ぶ
牛乳を選ぶ際の基本は「成分無調整」の表示があるものです。低脂肪牛乳や乳飲料は無脂乳固形分が少ないため、発酵させても十分に固まらなかったり、風味が出にくかったりすることがあります。「生乳100%」と書かれたものを選ぶと失敗しにくいです。また、開封後の牛乳は雑菌が繁殖しやすいため、なるべく新鮮なものを使いましょう。
種菌は市販ヨーグルトか専用スターター
種菌には2種類の選択肢があります。一つは、スーパーで買える市販の固形ヨーグルト(プレーンタイプ)や飲むヨーグルトを種菌として使う方法です。手軽に始められ、コストも低いのが魅力です。もう一つは、ヨーグルト専用の粉末スターター(種菌)を使う方法で、より安定した発酵が期待できます。飲むヨーグルトを種菌にすると、液状に仕上がりやすくなる傾向があります。
用具と消毒の基本
ヨーグルト作りには清潔な容器が欠かせません。使用する前にガラス容器や計量スプーンは熱湯消毒かアルコールスプレーで消毒しておきましょう。牛乳パックをそのまま使うヨーグルトメーカーであれば、容器の消毒は不要なので衛生的です。消毒後の容器はタオルで拭かず、清潔なキッチンペーパーで水分を取るか、自然乾燥させてください。
ヨーグルトメーカーでの飲むヨーグルトの作り方
30℃前後の低温・長時間発酵が、固形にならずとろっとした仕上がりのポイントです。牛乳パックに種菌を直接入れてセットするだけで、8時間ほどで完成します。

材料の分量と手順
【材料(牛乳1リットルで作る場合)】
- 成分無調整牛乳:900ml(牛乳パックから100ml程度取り出して使う)
- 種菌(市販の飲むヨーグルトまたは固形ヨーグルト):80〜100g
【手順】
- 牛乳パックを開け、100ml程度の牛乳を別の容器に移す(種菌を入れるスペースを作る)
- 牛乳パックに種菌を加え、清潔なスプーンでよく混ぜる
- 牛乳パックの口を閉じ、ヨーグルトメーカーにセットする
- 温度と時間を設定してスタートする
- 完成したら冷蔵庫に入れて冷やす
とろみ調整のコツは後述しますが、基本の分量は牛乳900mlに対して種菌90〜100gが目安です。
温度・時間のセット方法(30℃・8時間が目安)
飲むヨーグルトを作る際は、温度30℃、発酵時間8時間が基本の設定です。固形ヨーグルトを作るときの40〜45℃より低い温度で発酵させることで、完全に固まらず液状に仕上がります。8時間後に取り出してみてとろとろしていれば成功です。機種によっては「飲むヨーグルト」の専用モードが搭載されているものもありますので、お手持ちのヨーグルトメーカーの説明書も確認してみてください。
完成の確認と冷却のタイミング
発酵終了後、牛乳パックをゆっくり傾けて揺れ方を確認します。サラッとした液体から、ドロっとした液状のものまで、種菌量や時間によって仕上がりが変わります。好みのとろみになっていれば完成です。完成後はすぐに冷蔵庫に入れてください。室温に長く置くと発酵が進みすぎて酸味が強くなります。冷却後にお好みで甘みを加えてください。
メーカーなしで作る飲むヨーグルト
ヨーグルトメーカーがなくても、市販の固形ヨーグルトに牛乳を混ぜるだけで飲むヨーグルトを作れます。加熱なし・発酵なしなので手軽ですが、当日中に飲み切るのが安心です。

混ぜるだけの基本レシピ(分量・手順)
【材料(2人分)】
- 固形プレーンヨーグルト:150〜200g
- 牛乳:150〜200ml(ヨーグルトと同量が目安)
- お好みで砂糖・はちみつ:適量
【手順】
- ボウルやピッチャーにヨーグルトを入れる
- 牛乳を少しずつ加えながら、泡立て器かスプーンでなめらかになるまでよく混ぜる
- お好みで甘みを加えて完成
材料2つ・時間3〜5分で完成するので、毎朝手軽に作れます。ヨーグルトの割合を増やすととろみが強くなり、牛乳を多くするとさらっとした飲み口になります。
ミキサーを使うとなめらかに仕上がる
スプーンで混ぜるだけでもできますが、ミキサーやブレンダーを使うとダマが残らず、よりなめらかな仕上がりになります。冷凍マンゴーやバナナを一緒に入れればスムージー風の飲むヨーグルトにもなりますので、アレンジの幅も広がります。ミキサーがない場合は、泡立て器でしっかり混ぜることでなめらかさに近づけられます。
メーカーあり・なしの仕上がりの違い
混ぜるだけの即席タイプは手軽な反面、発酵による独特のとろみと風味は出にくく、作りたてで飲み切るのが基本です。一方、ヨーグルトメーカーで低温発酵させた飲むヨーグルトは、発酵由来のやわらかな酸味ととろみがあり、冷蔵で2〜3日保存できます。毎日続けたい方には本格タイプ、今すぐ試したい方には即席タイプが向いています。
とろみと甘さの調整方法
飲むヨーグルトのとろみは種菌の量と発酵温度で変わり、甘さははちみつや砂糖で後から足せます。好みに合わせて調整するのが手作りの一番の楽しみです。

とろみを変えるには種菌量を調整する
ヨーグルトメーカーで作る場合、とろみの強さは種菌の量で調整できます。牛乳1リットルに対して種菌を多め(100〜120g)にするとしっかりしたとろみ、少なめ(60〜80g)にするとさらっとした仕上がりになります。発酵温度も影響し、30℃より低くするとさらりと、少し高め(32〜35℃)にするとやや固めになります。初めての場合は標準量(90〜100g)から試してみて、次回以降で微調整するのがおすすめです。
甘さのつけ方(砂糖・はちみつ・オリゴ糖)
発酵中は甘みを加えず、完成後に好みの甘味料を足すのが基本です。砂糖はクセがなく混ぜやすい選択肢です。はちみつは風味がプラスされてまろやかな仕上がりになります。オリゴ糖は甘さを加えながら腸内の善玉菌のエサになる成分も含まれているため、腸活を意識している方には取り入れやすい選択肢です。甘みは飲む直前に加えると、好みに合わせて調整しやすくなります。
酸味が強いときの対処法
酸味が強い場合は、発酵しすぎているサインです。完成後に室温に置く時間が長かった、または設定温度が高かったことが主な原因です。牛乳を少し足すと酸味がやわらぎます。次回からは発酵終了後すぐに冷蔵庫に移すことを徹底してください。飲むヨーグルト自体は酸味があってもヨーグルトとして問題ない場合がほとんどですが、異臭や変色がある場合は飲まないでください。
保存と衛生管理の注意点
手作り飲むヨーグルトは冷蔵で2〜3日が目安です。牛乳は雑菌が繁殖しやすい食品なので、容器の消毒と清潔な道具の使用が安全に作るための基本です。

保存期間と保管方法
ヨーグルトメーカーで発酵させた飲むヨーグルトは、密閉して冷蔵庫(4℃以下)で保存し、2〜3日以内に飲み切るのが安全な目安です。混ぜるだけの即席タイプは保存を前提とせず、当日中に消費してください。保存中も、取り出すたびに清潔なスプーンや容器を使い、素手で触れないようにしましょう。
雑菌を防ぐための消毒のポイント
一般社団法人日本乳業協会は「手作りヨーグルトは、衛生面では容器の殺菌を正しく行うことが重要」と案内しています。使用前の容器は熱湯消毒か食品用アルコールスプレーで消毒し、消毒後は素手で内側に触れないようにしてください。牛乳パックをそのまま使うヨーグルトメーカーであれば、容器の消毒工程が減り衛生的に作れます。
植え継ぎは何回まで安全か
作ったヨーグルトを次回の種菌として使う「植え継ぎ」は、コスト削減の観点から行う方もいます。ただし、日本乳業協会のQ&Aでは「植え継ぎの途中で、元とは違う菌が入り増殖している場合もある」と案内されており、衛生上のリスクが高まります。植え継ぎを行う場合でも2〜3回を目安にとどめ、その後は新しい種菌を使うのが安全です。
なお、固形ヨーグルトのより詳しい発酵・植え継ぎについては[固形ヨーグルトの作り方記事(know-12)]を参考にしてください。
腸活としての手作りヨーグルトの取り入れ方を詳しく知りたい方は、腸内細菌と食生活の関係を解説した記事もあわせてご覧ください。
関連記事
乳酸菌と腸内環境
手作りヨーグルトで毎日乳酸菌を摂ると、腸内フローラのバランス維持に役立つことが報告されています。飲むヨーグルトは液体なので消化管への到達が早く、朝食や食後に取り入れやすいのが特徴です。

乳酸菌が腸内環境を整えるしくみ
日本乳業協会によると、ヨーグルトの発酵に使われる乳酸菌(ブルガリア菌・サーモフィルス菌など)は、腸内の環境を酸性に保ち、悪玉菌の増殖を抑えることで腸内フローラのバランス維持に関係することが知られています。手作り飲むヨーグルトでも、生きた乳酸菌を毎日取り入れることで、腸内への菌の補充が継続的に行えます。
毎日続けることで腸に届く菌を確保する
腸内フローラは食事の影響を受けやすく、乳酸菌は毎日継続して摂ることが大切だとされています。手作り飲むヨーグルトはコスパよく大量に作れるため、毎日の習慣にしやすいのが強みです。朝食のそばに置いておくだけで、自然に習慣として続けられます。
毎日の食事からの乳酸菌補充に加えて、複数種類の菌をまとめて取り入れたい方には、多菌株のサプリメントを組み合わせる方法もあります。手作りヨーグルトの一菌種に対して、異なる種類の善玉菌を幅広く補える点が特徴です。
毎日の腸活習慣をさらに充実させたい方に、THE MENEKIが選ばれています。
まとめ
飲むヨーグルトは牛乳と種菌があれば自宅で作れます。ヨーグルトメーカーで30℃・8時間の低温発酵をさせる本格タイプと、混ぜるだけの即席タイプの2種類があり、それぞれ目的に合わせて選べます。とろみは種菌の量で、甘さは後から砂糖やはちみつで調整できるのが手作りの魅力です。衛生面では容器の消毒と2〜3日以内の消費を心がけてください。毎日継続することで腸内環境の維持にも役立てられます。

