「チーズケーキを食べたいけど、クリームチーズって高いし、カロリーも気になる……」と感じたことはありませんか。そんなときに頼りになるのが、水切りヨーグルトです。ヨーグルトの水分を抜くだけで、クリームチーズに近い濃厚な食感が生まれます。
水切りヨーグルトを使えば、クリームチーズを使ったレシピの3分の1以下のカロリーでチーズケーキを楽しめます。この記事では、冷やして固めるレアチーズ風と、オーブンで焼くベイクド風の2種類の基本レシピを丁寧に解説します。低カロリーに仕上げるコツや失敗しないポイント、アレンジ方法もまとめました。
水切りヨーグルトの基本的な作り方については、水切りヨーグルトとは?作り方・効果・ダイエット活用をやさしく解説もあわせてご覧ください。
水切りヨーグルトはチーズケーキに使える
水切りヨーグルトは、プレーンヨーグルトの水分(ホエー)を抜いて濃縮したものです。クリームチーズに比べてカロリーが低く、乳酸菌を含む発酵食品でもあります。チーズケーキに使う場合、水切りの程度と材料の組み合わせを意識するだけで、本格的な風味に仕上げることができます。

クリームチーズの代わりになる理由
水切りヨーグルトは、水分を抜くことでたんぱく質と脂肪分が凝縮し、クリームチーズに近いなめらかでコクのある食感になります。そのまま食べるとクリームチーズより酸味が強いですが、砂糖とレモン汁を加えることで風味のバランスが整い、チーズケーキらしい仕上がりになります。
カロリーが大幅に抑えられる
クリームチーズ100gあたりのカロリーはおよそ300〜340kcalです。一方、水切りヨーグルト100gはおよそ50〜60kcalが目安で、同量を置き換えると3分の1以下に抑えることができます。甘さや乳脂肪分を減らす工夫と組み合わせれば、さらにヘルシーなチーズケーキを楽しめます。
まずはプレーンヨーグルトを一晩水切りする
チーズケーキに使う場合は、ヨーグルトをしっかり水切りすることが大切です。短時間の水切りでは水分が残りすぎて生地がゆるくなりやすいため、冷蔵庫で一晩(6〜8時間以上)かけて水分を抜くのが基本です。450〜500gのプレーンヨーグルトを一晩水切りすると、150〜200g程度の水切りヨーグルトになります。
レアチーズ風の基本レシピ
レアチーズ風は、加熱なしで冷蔵庫で冷やし固めるタイプです。火を使わないので初めてでも失敗しにくく、さっぱりとした口当たりが特徴です。作った翌日まで冷蔵庫に入れておくと食感が落ち着き、よりなめらかになります。

材料(15cm丸型1台分)
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 水切りヨーグルト | 200g |
| グラニュー糖 | 60g |
| レモン汁 | 大さじ1 |
| 生クリーム | 100ml |
| 粉ゼラチン | 5g |
| 水(ゼラチン用) | 大さじ2 |
| ビスケット(台用) | 80g |
| バター(無塩・台用) | 40g |
作り方の手順
- ビスケットを袋に入れてめん棒で細かく砕き、溶かしバターを混ぜてケーキ型の底に敷き詰め、冷蔵庫で15分冷やす。
- ゼラチンを水に振り入れ、5分ふやかしておく。
- ボウルに水切りヨーグルト・グラニュー糖・レモン汁を入れてよく混ぜる。
- 別のボウルで生クリームを6〜7分立てにする。
- ふやかしたゼラチンを600Wの電子レンジで20〜30秒加熱して溶かし、③に少しずつ加えながら素早く混ぜる。
- ④の生クリームを③に加えてさっくりと混ぜ、型に流し入れる。
- 冷蔵庫で3〜4時間以上冷やし固める。
冷やし固める時間の目安
夏場は3時間ほどで固まりますが、中心まで均一に冷やすには4時間以上かけるほうが安定します。翌日に食べる予定であれば、前夜に仕込んでおくのが最もおすすめです。型から外す前にナイフで側面を一周させると、きれいに取り出せます。
焼きチーズ風の基本レシピ
焼きチーズ風は、オーブンで焼いてしっとりとした食感に仕上げるタイプです。冷やし固めるレアチーズ風よりも濃厚な風味があり、表面に香ばしい焼き色がつきます。ゼラチン不要で材料がシンプルなのも利点です。

材料(15cm丸型1台分)
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 水切りヨーグルト | 200g |
| 卵 | 2個 |
| グラニュー糖 | 70g |
| 薄力粉 | 大さじ2 |
| レモン汁 | 大さじ1 |
| バター(無塩) | 20g |
| ビスケット(台用) | 80g |
| バター(台用・無塩) | 40g |
作り方の手順
- オーブンを170℃に予熱しておく。
- ビスケットを袋に入れて砕き、溶かしバターを混ぜてケーキ型の底に敷き詰め、冷蔵庫で冷やしておく。
- 水切りヨーグルトは使用する30分前に冷蔵庫から出し、常温に戻しておく。
- ボウルに卵とグラニュー糖を入れてよく混ぜ、水切りヨーグルト・溶かしバター・レモン汁を加えてさらに混ぜる。
- 薄力粉をふるいながら加え、ダマがなくなるまで混ぜる。
- 型に流し入れ、170℃のオーブンで25〜30分焼く。
- 竹串を刺して生地がついてこなければ完成。粗熱を取り、冷蔵庫で1〜2時間冷やしてから型を外す。
焼き加減の確認ポイント
中心部が少し揺れるくらいが焼き上がりの目安です。竹串を中央に刺してべたっとした生地がたくさんついてくる場合は追加で5分焼き、様子を見ながら調整してください。焼き上がり後はオーブン内で10分ほど扉を開けて余熱冷ましをすると、急激な温度変化によるひび割れを防げます。
低カロリーに仕上げる3つのコツ
水切りヨーグルトを使うだけでもカロリーは大幅に抑えられますが、さらに意識したいポイントが3つあります。材料の選び方と配合の調整によって、チーズケーキらしいおいしさを保ちながらヘルシーに仕上げることができます。

水切り時間は一晩が最低ライン
水切りが短いと水分が多く残り、食感がゆるくなって口当たりが重く感じやすくなります。しっかり水切りをすると甘みと乳のコクが凝縮されるため、砂糖の量を少し減らしてもおいしく仕上がります。6〜8時間以上の水切りが基本です。
砂糖の量を調整して甘さをコントロール
レシピの砂糖量は好みに合わせて10〜15%程度減らせます。甘さを抑えたい場合は、砂糖の一部をはちみつや羅漢果糖に替えるのもひとつの方法です。ただし、甘さが足りないと酸味が立ちすぎることがあるため、少しずつ調整して味見しながら決めるとよいでしょう。
生クリームを減らして植物性に替える
レアチーズ風では生クリームがコクを出しますが、量を半分に減らしたり豆乳ホイップに替えたりすることでさらにカロリーを下げられます。植物性ホイップは泡立ちやすく扱いやすいため、初めて作る方にもおすすめです。風味はやや軽くなりますが、全体のさっぱり感が増して夏の時期に食べやすくなります。
失敗しないためのポイント
水切りヨーグルトのチーズケーキは、材料が少なくシンプルだからこそ、少しの手順の違いが仕上がりに影響します。よくある失敗の原因を事前に把握しておくと、初回からきれいに仕上がりやすくなります。

水切りが甘いと生地がゆるくなる
水分が残りすぎた水切りヨーグルトを使うと、生地がゆるく型くずれしやすくなります。水切り後の目安は「スプーンですくうと山が立つ程度」の固さです。使う前に軽く重しをのせて追加で30分水切りすると、状態を整えやすくなります。
ヨーグルトと卵は常温に戻してから使う
冷えたままのヨーグルトや卵を使うと生地に油脂が均一に混ざりにくく、焼きチーズ風では火の通りが悪くなることがあります。使用する20〜30分前に冷蔵庫から出し、常温に戻してから使うことで、なめらかな生地に仕上がります。
焼きすぎると水分が飛びすぎてパサつく
オーブンによって焼きムラが出やすいため、設定温度を170℃にしても実際の庫内温度が異なる場合があります。25分を過ぎたら10分おきに竹串で確認し、中心まで固まったら取り出しましょう。焼きすぎによるパサつきはレアチーズ風にはない焼き型特有の失敗なので注意が必要です。
アレンジの楽しみ方
基本レシピをマスターしたら、材料を足したりトッピングを変えたりするだけで印象を変えられます。旬のフルーツや手持ちの食材を使ってアレンジを楽しんでみてください。

フルーツや市販ジャムをトッピング
レアチーズ風のケーキが固まったら、上にいちごやキウイ、ブルーベリーを並べるだけで見栄えが格段によくなります。市販のフルーツジャムを少量温めてとろみをつけ、表面にかけるナパージュ風のトッピングも簡単でおすすめです。
抹茶やチョコレートを混ぜ込む
基本の生地に抹茶パウダー小さじ2を加えると抹茶チーズケーキになります。板チョコレートを刻んで湯煎で溶かし、生地の一部に混ぜてマーブル模様を作る方法も人気があります。どちらも水切りヨーグルトのさっぱりした酸味と相性がよく、まとまりのある風味になります。
タルト台なしで作るカップケーキ風
ビスケットの台を省いてシリコンカップに生地を流し込めば、1〜2口サイズのミニチーズケーキが作れます。焼きチーズ風をカップで作ると取り出しやすく、子どもと一緒に作るのにも向いています。余ったホエーをドリンクに活用しながら、材料を余らせず完結できるのも利点です。
腸にいい食べ物を日常の食事にも取り入れたい方は、善玉菌を育てる食材の選び方もあわせてご覧ください。
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まとめ
水切りヨーグルトを使ったチーズケーキは、クリームチーズを使う場合の3分の1以下のカロリーで楽しめるヘルシーなスイーツです。冷やして固めるレアチーズ風とオーブンで焼くベイクド風の2種類があり、どちらも材料がシンプルで作りやすいのが特徴です。
水切り時間をしっかり確保すること、ヨーグルトと卵を常温に戻してから使うこと、焼きすぎないこと。この3つを押さえるだけで、初めてでもきれいに仕上がります。旬のフルーツや抹茶などのアレンジを加えれば、毎回違う表情が楽しめます。
冷蔵庫でまとめて仕込んでおくと翌日まで保存できるため、ちょっとしたおもてなしや日々のおやつにも活用してみてください。

