胆汁酸とは、肝臓で作られ胆のうに蓄えられる、脂肪の消化を助ける成分のことです。食事のたびに腸へ分泌され、その一部は腸内細菌によって姿を変えます。この記事では胆汁酸の役割と、腸内環境との関わりを整理します。
胆汁酸の役割
胆汁酸の主な役割は、脂肪を消化しやすい状態に変えることです。作られる仕組みもあわせて確認しましょう。
脂肪を細かくし、消化・吸収を助ける
胆汁酸は肝臓でコレステロールから作られ、胆のうに蓄えられたのち、食事のたびに腸へ分泌されます。脂肪を細かい粒子に乳化させることで、消化酵素が働きやすい状態を作り、脂肪の消化・吸収を助けています。
大部分は腸で再吸収され再利用される
分泌された胆汁酸の多くは小腸の終わりで再吸収され、肝臓に戻って再利用されます。この循環は「腸肝循環」と呼ばれています。
胆汁酸と腸内環境の関わり
胆汁酸の一部は腸内細菌によって二次胆汁酸に変化し、腸内環境との関わりが深いことがわかってきています。バランスを保つポイントも見ていきましょう。
腸内細菌によって二次胆汁酸に変化する
再吸収されずに大腸まで届いた胆汁酸の一部は、腸内細菌の働きによって二次胆汁酸へと変化します。この二次胆汁酸のバランスは、腸内環境との関わりが深いことが研究で報告されています。
食生活が腸内細菌のバランスに関わる
食物繊維や発酵食品を含む食生活は、腸内細菌の多様性を保つうえで大切とされています。腸活に役立つ習慣は腸活のおすすめもあわせてご覧ください。
まとめ
- 胆汁酸は肝臓で作られ、脂肪の消化・吸収を助ける成分
- 分泌後は腸で再吸収され、再利用される仕組み(腸肝循環)を持つ
- 一部は腸内細菌によって二次胆汁酸に変化する
- 腸内細菌のバランスとの関わりが研究されている
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参考文献
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「脂質」
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「腸内細菌と健康」

