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「ギリシャヨーグルトって市販品を買うしかないの?」「家で作れると聞いたけど、何が必要なんだろう」。そう思っている方に伝えたいのは、ギリシャヨーグルトは特別な機材ゼロで作れるということです。
この記事では、市販のプレーンヨーグルトを使ったギリシャヨーグルトの基本的な作り方から、固さの調整方法、食べ方のアレンジ、さらに乳酸菌と腸内環境の関わりまでまとめて解説します。「水切りヨーグルトと何が違うの?」という疑問にも最初にお答えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
ギリシャヨーグルトとは何か
ギリシャヨーグルトは、普通のヨーグルトを水切りして水分(ホエー)を除いた濃厚なヨーグルトです。製法が特別なのではなく、「水を切る」というひと手間がギリシャヨーグルトを作る核心にあります。

水切りヨーグルトとの関係を先に整理
「水切りヨーグルト」と「ギリシャヨーグルト」は、基本的に同じ食べ物を指します。どちらもプレーンヨーグルトからホエー(乳清)を取り除いて濃縮したものです。
呼び名の由来が違うだけで、製法も食感もほぼ同じです。ギリシャで伝統的に食べられていたことから「ギリシャヨーグルト」と呼ばれるようになりました。近年は韓国発の「グリークヨーグルト」という言葉も広まっていますが、これも同じものです。
本記事では「ギリシャヨーグルト」の名称で統一して解説しますが、手順はそのまま水切りヨーグルト作りにも使えます。
専用の菌ではなく水切り製法が特徴
市販のギリシャヨーグルトを見ると、高価で「特別な菌を使っているのでは」と思う方も多いかもしれません。しかし実際には、専用の菌種があるわけではなく、通常のヨーグルトからホエーをしっかり取り除くことで濃縮した食感に仕上げているのが特徴です。
ホエーを除くと、タンパク質や固形分が凝縮されてクリームチーズのような滑らかさと重さが生まれます。これがギリシャヨーグルト特有の「もったり感」の正体です。
通常ヨーグルトと比べた栄養の変化
水切りをすることで同じ重量あたりのタンパク質量が増えます。ホエー(水分)が抜ける分、固形成分の割合が上がるためです。カルシウムなどの乳由来のミネラルも残りますが、水溶性のビタミンCなどはホエーと一緒に流れやすい点には注意が必要です。
乳酸菌はホエーにも一部含まれますが、凝縮された固形分の中にも生きた状態で残ります。発酵食品としての特性は水切り後も保たれます。
ギリシャヨーグルトの基本の作り方
市販のプレーンヨーグルト(400〜500g)をざるとキッチンペーパーで水切りするのが最もシンプルな方法です。特別な道具は不要で、冷蔵庫に入れて置くだけで完成します。

ざると冷蔵庫だけでできる基本手順
必要なものはざる、ボウル、キッチンペーパー、プレーンヨーグルト(無糖)のみです。
- ボウルの上にざるを置き、キッチンペーパーを敷きます
- ヨーグルトをキッチンペーパーの上に移します
- ラップをかけて冷蔵庫に入れます
- 好みの固さになるまで置いておきます(目安は後述)
作業時間はわずか2〜3分です。あとは冷蔵庫が仕事をしてくれます。抜けた水分(ホエー)がボウルにたまるので、捨てずに活用する方法も後ほど紹介します。
ヨーグルトの選び方と量の目安
基本的にはどのプレーンヨーグルトでもギリシャヨーグルトを作れます。選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 「成分無調整」タイプが水切り後の濃厚さが出やすいです
- 無糖・プレーンを選ぶと料理にも使いやすく、甘みを自分でコントロールできます
- 400〜500gのヨーグルトから、約半量の200〜250g程度のギリシャヨーグルトができあがります
市販品でよく使われる「パルテノ」や一般的な大容量のプレーンヨーグルトなど、手に入りやすいものから始めてみてください。
衛生管理と保存期間の注意点
手作りのギリシャヨーグルトは、清潔なざるとキッチンペーパーを使うことが大切です。作ったあとは密閉できる清潔な容器に移して冷蔵保存し、2〜3日以内に食べ切るようにしてください。
市販品とは異なり添加物がないため、日持ちは短めです。作り置きをする場合も少量ずつ作って鮮度を保つ方が安全です。
道具別の水切り方法

コーヒードリッパーで少量を手軽に
1〜2人分の少量を作りたいときは、コーヒードリッパーが便利です。コーヒーフィルターをセットしてヨーグルトを入れ、ドリッパーをコップの上に置いて冷蔵庫で置くだけです。
後片付けも楽で、フィルターごと処分できるため清潔に使えます。お試しで作ってみたい方にもおすすめの方法です。
水切り専用容器を使うと毎日続けやすい
キッチンショップや100円ショップにも水切り用の容器が販売されています。ざると受け皿が一体になっており、フタも付いているため衛生的に保管できます。
毎日ギリシャヨーグルトを食べる習慣をつけたい方は、専用容器を用意するとストレスなく続けやすくなります。洗いやすさも選ぶ際の基準のひとつにしてみてください。
キッチンペーパーなしでも代用できるもの
キッチンペーパーが手元にない場合は、清潔なさらしや薄手のガーゼでも代用できます。洗って繰り返し使えるため、環境面での負担も少なくなります。
ただし、目が粗いと液体と一緒に固形分も流れてしまうことがあります。初めて試す場合はキッチンペーパーの方が扱いやすいです。
水切り時間と固さの調整
水切り時間によってできあがりの固さが大きく変わります。用途に合わせて時間を調整することが、ギリシャヨーグルト作りの最大のコツです。

1〜2時間でなめらかなソース状に
1〜2時間の水切りでは、スプーンですくうとゆるやかに落ちる程度のやわらかさです。スムージーに混ぜたり、ドレッシング代わりに使ったりするのに向いています。
「少しだけ濃厚にしたい」という場合はこの時間が目安です。ヨーグルトの風味もそのままに近いため、食べやすいと感じる方も多いです。
6時間前後が市販品に近い濃厚な仕上がり
6時間前後の水切りが、市販のギリシャヨーグルトに最も近い仕上がりになります。スプーンで形が作れるくらいの固さで、そのままでも料理に使っても扱いやすい状態です。
冷蔵庫に入れてそのまま就寝前にセットすれば、翌朝にちょうどよい状態で完成します。
一晩おくとクリームチーズのような固さに
8〜12時間以上水切りすると、クリームチーズに近い固さになります。形が崩れにくくなり、パンに塗ったりアレンジ料理に使うのに向いています。
水切りしすぎると酸味が強まることもあるため、初めて作るときは6時間程度を目安にして、好みに合わせて調整するとよいでしょう。
ギリシャヨーグルトの食べ方とアレンジ

そのまま食べるときのトッピング例
プレーンのギリシャヨーグルトにそのまま食べる場合は、はちみつやジャム、フルーツとの組み合わせが定番です。グラノーラをのせると食感のアクセントになります。
砂糖を使わなくてもフルーツの甘さで十分満足できるため、糖分を気にしている方にも取り入れやすい食べ方です。
料理・デザートへの活用
ギリシャヨーグルトはクリームチーズや生クリームの代わりに使える万能食材です。
- ディップ: ニンニクやハーブを混ぜてサラダや野菜スティックに
- デザート: ティラミスやムースの材料として
- 焼き菓子: チーズケーキやパンケーキの生地に加えるとしっとりした仕上がりに
- ソース: ドレッシングやタコスのソース代わりに
料理への活用範囲が広く、脂肪分が少ないため生クリームよりカロリーを抑えながら濃厚さを出せます。
余ったホエーの使い道
ホエー(乳清)には水溶性のタンパク質やビタミンB群が含まれており、捨てずに活用するのがおすすめです。
- スムージーや牛乳の代わりに加える
- 味噌汁やスープに少し混ぜる
- 炊飯時に水の代わりに加える
- パンやホットケーキの生地に使う
独特の酸味があるため、最初は少量ずつ試してみてください。
ギリシャヨーグルトと乳酸菌の腸への関わり
ギリシャヨーグルトには乳酸菌が含まれており、毎日食べることで腸内環境を整えるサポートが期待できます。ただし、ヨーグルトだけでは菌の種類が限られやすい点も知っておくと役立ちます。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌の働き
ヨーグルトには発酵のもとになった乳酸菌が生きた状態で含まれています。腸に届いた乳酸菌は腸内環境を整えるサポートをすることが研究で報告されており、発酵食品を日常的に取り入れることへの関心が高まっています。
ただし、乳酸菌の種類によって腸内での働きや定着のしやすさが異なります。市販のヨーグルトに使われる菌の種類は製品ごとに決まっており、1種類から数種類程度が一般的です。
腸に届くには毎日続けることが大切
乳酸菌は腸内に長期定着しにくいため、一度食べるより毎日継続して摂ることが重要とされています。ギリシャヨーグルトを習慣的に食べることは、腸内環境のケアとして取り組みやすいアプローチのひとつです。
毎日の食事だけでは含まれる菌の種類が偏りがちで、腸内フローラを幅広くサポートするには限界もあります。食生活でヨーグルトを取り入れつつ、複数種の菌を組み合わせたサプリメントを活用する方法も、腸活をより充実させる選択肢として知られています。
市販のギリシャヨーグルトの選び方
手作りが難しい日やまとめ買いしたいときは、市販のギリシャヨーグルトを活用する方法も便利です。選び方のポイントを押さえておくと、自分のニーズに合った製品を見つけやすくなります。

無糖タイプが腸活・料理兼用で使いやすい
甘みが加えられていない「プレーン無糖タイプ」を選ぶと、そのままでも料理にも使いやすく汎用性があります。甘みは食べるときにはちみつや果物で調整できます。
加糖タイプはデザート向きですが、糖分が多いため量に注意が必要です。
原材料と菌の種類を確認するポイント
パッケージの原材料欄に「生乳」「乳」などが主成分として表示されているものが基本です。添加物が少なく、シンプルな原材料のものを選ぶと安心です。
「生きた乳酸菌」「プロバイオティクス」と表示されているものは、菌が生きた状態で含まれている可能性が高いです。製品によって含まれる菌の種類は異なるため、気になる方はメーカーの公式情報を確認してみてください。
腸活や健康管理に関心がある方は、腸内環境に関する情報もあわせて参考にしてみてください。
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まとめ
ギリシャヨーグルトは、市販のプレーンヨーグルトをざるとキッチンペーパーで水切りするだけで自宅でも作れます。水切りヨーグルトと基本的に同じものであり、特別な器具や菌は必要ありません。
水切り時間を1〜2時間・6時間前後・一晩と調整することで、用途に合わせた固さにコントロールできます。料理やデザートへの応用も幅広く、余ったホエーも活用できます。
乳酸菌を毎日の食事に取り入れる習慣として、ギリシャヨーグルトはとても実践しやすい選択肢です。まずは市販のヨーグルト1パックを使って試してみてください。

